視覚認知検査|田中稔眼科 こども視覚認知発達検査についてのお知らせ

田中稔眼科では国立国際医療研究センター国府台病院との連携により
視覚認知発達検査を導入し、評価及び支援を行っております。

視力が良いのに「見る力」に問題を抱えている子供が増えています

読み書きに関する症状

  • 行を飛ばして読む
  • マスの線が二重に見える
  • 黒板をうつすことが苦手または遅い
  • 表の縦や横の列を見誤る
  • かな・漢字がなかなか覚えられない
  • 文字がマスからはみ出す

ものを見る時の症状

  • 非常に眩しがる
  • ものを見る時必要以上に顔を近づける
  • 近見作業の時まばたきが多く目をこする

手先を使う時の症状

  • ハサミを上手く使えない
  • 図形や絵を書き写すことができない
  • ピアニカやリコーダーがなかなか演奏できない

運動の時や生活の中で症状

  • キャッチボールが非常に苦手
  • つまずいたり物にぶつかる
  • 探し物が苦手出す

「見る力」の差は、

  • @ 目から情報を取り込むための目の機能…視力・眼球運動・両眼視・調節=入力系
  • A 目から取り込んだ情報を理解する機能…空間認知・形態認知・視覚的注意・記憶=情報処理系
  • B 他の感覚機能や運動機能との連動…眼と手の協応=出力系
    など、入力系・情報処理系・出力系の中の見る事に関係するスキルの強さや弱さによって生じます。
「見る」スキルの中に凸凹のある子供たち
上記@からBの流れの中に弱い部分があると、音読が非常に遅い、読めるけれど効率良く書き取りができない、ノートのマスの中に文字が入らない、など様々な不具合が出てきます。
そしてそのような子供は作業時人一倍エネルギーが必要で読み書きなど近見作業を無意識に避けるようになり、勉強の効率も下がります。無理なく学習できる環境や補助具を見つけてあげることが大事になります。
目を上手に動かせない子供たち
斜視などの器質的疾患がないのに目を対象物に思うように動かせない子供が増えています。
そのような子供は、教科書の見開きの中から先生の指示する文章をパっと探せない、行をとばして読んでしまう、などの症状が見られます。また、眼の動きと頭・体幹の動きが分離して指標の固視を持続できることは、安定した発達を評価する上での大事な指標にもなります。
そのようなことから発達に偏りをもつ子供にも眼を上手く動かせない様子が多く見られます。毎日少しのトレーニングで眼球の動きはスムーズになっていくことが多いです。
自閉症スペクトラム
自閉症スペクトラムの子供たちは視覚過敏を訴えることが多くあります。
例えば朝カーテンを開けることを非常に嫌がる・光の粒が見えて物が判別しずらい・輝度の高い所に行くと真っ白にみえるなど、様々な症状を訴えます。また、近見作業では文字が歪んで見えたり、マスが二重に見えたりすることもあります。
このような場合は、特殊な遮光レンズの装用で症状が改善されるケースが多く報告されています。
限局性学習障害(学習障害)
学習障害とは、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得に著しい困難を示すものです。
学習障害の子供たちは知的能力に問題がないので、お話しが上手だったりするためそれらの優れた面の裏に困難な部分が隠れてしまい、小学校中学年まで誰にも気づかれぬまま本人だけが辛い思いを抱えているといった現状が多々みられます。
学習障害の子供たちに成果のない努力を強いると勉強嫌いになります。紙媒体ではなくコンピューターなどのICTを活用することで困難が大幅に軽減できます。

検査内容

遮光レンズ

まずは視力・屈折・輻輳・調節・立体視検査・眼位の検査(斜視斜位の有無)など、
視機能面をすみずみまで検査をし、角膜及び中間透光体に異常がないかを確認します。
その後下記視覚認知面の検査を行い「見る力」を総合的に評価します。


NSUCONORTHEASTERN STATE UNIVERSITY COLLEGE OF OPTOMETRY OCULOMOTOR TEST
固視・衝動性眼球運動・追従性眼球運動をみます。
DEMDEVELOPMENTAL EYE MOVEMENT TEST
文字の処理能力から眼球運動の発達、言語処理能力を測ります。
遠見近見視写課題
黒板をうつすときやノートをうつす時に必要な能力を検査します。
DTVP-3DEVELOPMENT TEST OF VISUAL PERCEPTION 3RD EDITION
視覚認知能力を測定します。5つの下位検査に分かれています。
言語を必要としないので幼いお子さんから検査が可能です。
VMIDEVELOPMENTAL TEST OF VISUAL-MOTOR
「目と手の協応」や視覚的な認知能力をみます。7項目の下位検査があります。
TVPS-4TEST OF VISUAL-PERCEPTUAL SKILLS-4TH EDITION
複数の幾何学図形を対象として視知覚情報の認知能力をみるものです。

その他に読み書きスクリーニング検査(STRAW)などがあります。

上記検査を通してどこの部分に弱さがあるのかを把握し、各医療機関・教育機関と共に個々のニーズに合わせた細やかな計画的支援をしていきます。

検査は国家資格保持者の視能訓練士が丁寧に行います。

問診も含めて二時間弱お時間がかかりますので、完全予約制となります。

●検査料:10,000円(検査+口頭でご説明) 

            15,000円(検査+報告書の作成) 

報告書はA4サイズ計6〜8枚で、全ての検査について詳しい説明がついています。

今後の支援についても報告書の説明とともに面談で1時間半お話をさせて頂きます。


保険診療が適応できないことを予めご承知おき下さい。

また、ご相談だけでもお受け致しますのでお気軽にお電話下さい。

お問い合わせ:シロアム会 田中稔眼科 TEL.0476-33-7855

 当院では、東京方面・他府県からも多くの患者様にご来院いただいております。
遠方の方もお気軽にお問い合わせくださいませ。